BiB は、現在準備中です。


「普通に生活してるだけでこんなにゴミが出る。分類もしないといけないし面倒だなぁ。」


とおもったことはありませんか?

環境にもよくない上に捨てるのも面倒なんて何ひとついいことがない!

なんとか楽にならないかな~とお思いのワイン愛好家の皆様
(特にお酒の瓶を捨てるのが大変・近所の人に見られるのが恥ずかしいとお思いの方!)

バッグインボックスの快適さを味わいませんか?


持ち歩くのも楽、捨てるのも楽、さらに品質も保持されるので好きなときに好きな量が飲める!


さらに実は私たちにとって楽な上に、環境にとっても楽なんです。


"モノ"の《うまれかた→おわりかた》

SDGsという言葉が社会的に大きく浸透し、私たちの生活に緊密だという認識が広まってきました。


普段生活する上でいろんな《物》を扱う私たちは、ものがどうやって生まれ、どうやって処理されるのか知らなければなりません。



多くの《物》を使い管理する上で、より便利さを求めた私たちはプラスチックに頼っている比重が大きくなりました。

環境問題の中では海洋プラスチックごみ、さらにマイクロプラスチックが非常に問題になっていますが、

主な原因はポイ捨てや屋外に放置されたプラスチックだそうです。




プラスチック自体が悪いのでしょうか?



私たちがちゃんとゴミを収集所に出し、処理場で適切に処理されれば、プラスチックそのものは問題のある素材ではないはずです。

処理される場に捨てないこと、処理しきれないほどの量を生産してしまうことが問題なのです。




リサイクルしやすいBIB

ごみの処理といえば大きく分けると3つあります。
燃やす埋め立てるリサイクルですね。

BIB(バッグインボックス)は ダンボール製の外箱 と アルミ・プラスチック製の内袋 でできています。

外箱は段ボール回収に、内袋は燃えるゴミまたはプラスチック容器ゴミで回収できます。



ダンボールは実はリサイクル率90%を超える優秀な資源で、回収されたダンボールはまたダンボールに生まれ変わります。

循環の構図が完成している素晴らしい素材です。



そして内袋のプラスチックですが、日本でのプラスチックリサイクルの有効利用率は80%を超えています。

実はその内情はというと…80%中の50%はサーマルリサイクルなのです。


サーマルリサイクルというのは物から物へ姿を変えるのではなく、エネルギーとして再利用(再資源化)することを言います。

プラスチックは石油原料なので燃えやすく燃料として優れている一面があり、その特徴を生かして温水プールなどの熱源や、発電のための燃料として利用している部分が大きいのです。






ここできっと「プラスチックを燃やすとダイオキシンが発生するんじゃないか?」「結局燃やして二酸化炭素を生むことになって全然エコじゃないじゃないか」と思った方もいらっしゃると思います。



ダイオキシンについては、すべてのプラスチックから発生するわけではありません。

有機塩素を含むプラスチックが不完全燃焼した場合に発生しやすいといわれています。

BIBに使われる袋のフィルムとノズルコックはポリエチレンから作られており

塩素を含まないため燃焼時にダイオキシンが発生することはないのでご安心ください。




また、燃焼時に二酸化炭素が発生するのはどんな素材も同じです。

燃焼時に限らず、運送時、製造現場、あらゆるシーンで発生します。


大事なのは、発生する量をどのくらい抑えられるかということになってくるのではないでしょうか?

CO2削減で温暖化対策にも

さて、ボトルワインとボックスワイン、どちらもリサイクル資源になる素材の容器ですが、

その大きな違いは生産・リサイクル時と運送時のCO2排出量です。


ビール瓶・焼酎瓶・日本酒(一升)瓶・牛乳瓶などはリターナル瓶と言い
瓶を洗う工場できれいに洗浄され、回数に上限はありますがそのままリユースされます。

もっとも環境負荷の小さい持続可能な容器と言えそうですね。


しかしワインやブランデーなどの洋酒瓶・調味料瓶・他飲料瓶は使い捨てのワンウェイ瓶として
一度細かく砕き、溶解、再形成することで、またガラス製品になったり道路や建材などの資材にリサイクルされます。




ガラスびんの製造業では、使用エネルギーの大部分をガラスの溶解とガラスびんの成形で消費されており

ガラス溶解炉では全体の約6割強を占めます。

ガラス溶解炉のエネルギー源は、重油、ガスなどの 化石燃料が主であり、ガラス原料がガラス化する過程では、CO2を発生する炭酸塩を使用しているそうです。


溶解炉は1000℃を越える熱を発して保たねばならないので朝温めて夜には電源を切る、なんてお手軽にはできません。

24時間連続操業されるため非常に多くの燃料が必要です。

(現在制御システムの開発により温室効果ガスの発生を削減する試みも行われています。)




限りある資源を大切にしながらも、その過程では多くのCO2を生み出さざるを得ないのです


そして物を運ぶときにもCO2は排出されます。


BIB(3L)は1個でボトルワイン4本分のワインが入っています。


ワンウェイ瓶4本のリサイクルと

段ボール1箱のリサイクル&プラスチックごみのリサイクル(処理)では

必要なエネルギー量CO2排出量も格段に違うことが伺えます。



空の 4本のワインボトル と 1個のBIB
実際持ってみなくてもどちらが軽くて運びやすいか想像できます。


重量があるほど何かするときエネルギーを使うのは生き物も機械も一緒ですね。



たとえば、中身が入った状態でボトルワインは1本およそ1150g~1400g、4本なら4600~5600gです。

対してBIBはおよそ3120~3160gの商品が多く、その差は約1500~2500gになります。



ワインを運ぶとき、ワイン以外の容器の部分にかかる運送エネルギーを考えると

輸送時のCO2排出量が大きく違いそうですね。



うれしいことに、ゴミ捨て場にもっていく私たち自身のエネルギーもとても省エネになります♪


BIBの特徴を知って使いわけるのがおすすめ

軽くて 便利で 気軽にワインを楽しめるBIBの

エコでサスティナブルな理由、ここまででお伝えできたでしょうか?




カリフォルニア持続可能ワイン生産協会の調査では

「同じワインを750ミリリットルのガラス瓶に入れる場合と比べ、バッグインボックスの二酸化炭素排出量は84%少ない。また、より軽量で小ぶりのBIBを輸送する上で排出される二酸化炭素は60%少ない

とされています。今世界中でバッグインボックスは注目され、需要が増えています。







これまでエコについての違いをお話してきましたが、エコ以外にも違いはあります。

両者の数ある違いの中で重要なポイントは《熟成に向いているか向いていないか》です。


ガラス瓶は経年しても変化が著しく小さい素材です。スクリューキャップなら一入です。

反してBIBの素材は手軽な分変質しやすく、ワインの熟成を目的とした場合向いていません。

熟成したものをBIBにすることは可能ですが、生産から約1年を目安に消費することが前提です。





そしてもうひとつ《スパークリングに適しているか》ということ。

BIBはとても便利な容器ですが残念ですが炭酸は入れられません。

炭酸ガスに適した容器としては、日常的に見かける飲料から見かける通り基本的に瓶・缶・ペットボトルですね。


シャンパンは瓶を用いて造られるのでもちろん瓶でしか楽しめませんが

最近は気軽に缶でスパークリングワインを楽しむこともできますね♪




日常的に楽しむワインの姿はどんどん自由になっています。




なにかより良いチョイスができないかな?と思ったとき

BIBは環境にやさしく、便利で、肩の力を抜いてワインを楽しめる新しいスタイルを提案します。





特別な日に開ける、大切な人に贈る特別なワインはぜひボトルワインを。



日常的なテーブルワインとしては便利なBIBを。



みんなが笑顔になれるその一歩として
ワイン選びの際はBIBを仲間入りしていただけると幸いです。